マスクの曇り止め


楽しく安全にスノーケリングやスキンダイビングを楽しむためには器材は必要不可欠です。 当店では、器材をお持ちでないゲスト様には全て無料で器材のレンタルを行っております。(マスク、スノーケル、フィン、マリンブーツ、ライフジャケット、ウエットスーツ)種類や形も色々と揃えてはいますが、全ての方に完全にフィットするものではございません。個人個人、顔の形や体型などは違いますので。。。なので、マスクとスノーケルは自身に合ったものを購入して頂きご持参頂いた方がいい場合もあります。ここ数年はマスクとスノーケルを持参頂く方も増えています。しかし、新品のマスクだと曇ります!!ここが注意事項です。せっかく自分の顔に合ったマスクを持っていても曇ってしまっては何の意味もないと言うか、もったいない・・・ので、新品のマスクを購入された際に必ずやって頂きたい事を記載しておきますね。

マスクを作る際の機械油やスカート部分のシリコン成分などがレンズに付着して水を弾く状態になっていたり、日焼け止めやファンデーション、皮脂汚れなどが付着していることが要因になっています。この油脂汚れを落とさないと曇ってしまいます。メンテナンスをしていないマスクは市販の曇り止めをしても効果は薄く、すぐに曇り止めも取れてしまいますので新品のマスクやひさしぶりに使うマスクはご使用前に必ずメンテナンスをして下さい。

どこの家庭にでもある歯磨き粉等でもOKです。ただ強い研磨剤や塩粒入りのものはレンズを傷つけてしまうことになるので必ず、水をつけながら薄め、そして全体を擦る前に傷が付かないかチェックしながら行ってください。

・最初に水で埃や汚れを必ず綺麗に洗い流してください(砂埃やゴミが付いていると歯磨き粉で磨く際にレンズを傷つけてしまうことになるので)

・マスクの汚れを綺麗に洗い流したら歯磨き粉を少しつけ、歯磨き粉の上に少し水をかけ、レンズが傷つかないように注意しながら部分的に試験的に擦ってみてください。問題がなければ全体を指の腹(柔らかい部分)で全体に磨いていきます。しっかりと水が弾かない親水状態になるまで磨いてあげてください。ついでにスカートのシリコン部分も僕は磨きます。シリコンの成分がレンズに着くと曇ってしまうので。

・レンズ、スカート全て綺麗に磨き終わったら、水で歯磨き粉を洗い流し、温かい息を吹きかけて見てください。これで曇らなければOKです!(簡単に書いていますが、この工程を1つのマスクで10分程度は必死でやっています。)ここで曇る箇所があれば再度、磨いてあげてください。

・この業界で23年いますが、上記の方法をしっかりとやっていても曇るマスクもあります。その場合、市販の窓ガラスなどを磨く研磨剤入りの商品を使用して磨くこともありますが、研磨成分が強すぎるとレンズを傷つけてしまいますので、注意が必要です。

・当店が車のガラスを磨くキイロビンという商品を水で薄めてから使用しています。

※最初から曇り止めコーティングされているものやプラスティックレンズ、フィルムが貼られているカラーレンズでは上記の方法は絶対にしないようにしてください。コーティングが取れてしまったり、レンズやフィルムに傷が付いてしまいます。

上記はこれはあくまでも僕個人のやり方なので、自己責任で行ってくださいね。